昨年末の貸金業法成立によって個人ローンの上限金利の引き下げが決まり、消費者金融各社の事業環境は厳しさが増しています。
このため、多くの消費者金融が人員削減や店舗閉鎖などのリストラ策を打ち出しました。
携帯電話ショップなどのように、賃借料などの固定費を圧縮して、利幅を稼ぐビジネスモデルの業者が、駅前の好立地にある消費者金融の無人店舗に進出しています。
その他、立ち食いそばやのチェーン店、写真現像サービス業者などなど。
また、消費者金融ビルもターゲットになっているようです。
一般には、消費者金融の入居したビルは、「ビル全体の印象が落ちてしまうため、借り手が敬遠してなかなか入居が決まらない」ということで、1フロアに消費者金融が入居すると、ほかの階も消費者金融やマージャン荘、個室ビデオ鑑賞店などが入ることが多いそうです。
消費者金融が一斉に退去すれば、マイナスのイメージが払拭され、駅前の好立地が活かせると考え、それを見越して退去通知がなされていないにもかかわらず、不動産会社を通さずに、借り手が直接、水面下でビルオーナーに交渉しているそうです。
こちらも業種はさまざまで、ラーメン店、コーヒー店、ネイルアート店などなど。
地方の駅前にも消費者金融ビルはありますが、東京のような状況にはならないでしょうね。
シャッター商店街のように無人ビルになってしまうのでしょうか。
右下の写真を見てほしい。わずか2坪(約6.6m2)ほどの空間に、びっしりと携帯電話の新機種が並ぶ。一部は隣のコーヒーチェーンにまでせり出しているが、お構いなし。平日の午後でもひっきりなしに訪れる客を、2人の販売員が手際よくさばく。
携帯販売は狭小な店鋪でも、立地さえ良ければ採算が合う。消費者金融の跡地は魅力的な物件だ (写真:村田 和聡、以下同)
ここは東京・自由が丘駅前にある携帯電話ショップ「携帯アイランド自由が丘店」。実はこの場所、以前は自動販売機しか置けないデッドスペースだった。3年前、わずかな隙間に出店した携帯電話ショップは、今や月間平均で550台をコンスタントに売り上げる優良店に成長した。
消費者金融の跡地に争奪戦(時流超流)